学会案内
理事長通信(秋号)

理事長 ミルズしげ子


 新型コロナウイルス感染症患者の増大による医療現場の逼迫は、大きな社会問題となっています。その様な状況の中、献身的に医療現場で働く看護職の皆様には心から感謝と敬意を表したいと思います。
 1年延期された2020東京オリンピック・パラリンピックは、一部を除いて無観客で開催されました。感染拡大の暗いニュースの中にあって、無観客であっても、選手が競技に真摯に取り組む懸命な姿を見て、選手のスポーツに対する熱い志を感じました。そしてその姿は、皆様が一途に周術期看護に取り組む姿勢に相通じるものがあると思いました。安心して安全に手術が受けられるよう、日々努力されている看護職の皆様の存在は、患者・家族の皆様にとって、大きな支えと励みになっています。コロナ禍では、感染防止のため、面会制限が必然であるからこそ、周術期看護を担っている看護職の皆様には、患者に寄り添う看護の本質が求められていると言えましょう。
 本学会は、1987年10月に全国組織として第1回日本手術室看護学会を開催し、今年度第35回を迎えることができました。一つの節目である第35回日本手術看護学会年次大会は2021年10月16日、17日の両日、神戸国際会議場で開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、参加者の安全・安心を最優先とし、残念ではありますが、現地開催を断念いたしました。今年度のテーマは、「周術期における手術室看護師の“ちから”―患者を護りささえるために―」です。超高齢化や手術技術の進歩に伴い、周術期の患者さんの背景はより複雑化しております。一方、周術期看護に関わる看護師には、手術看護認定看護師、高度麻酔看護師、特定行為研修修了看護師、本学会認定の手術看護実践指導看護師など、より専門的知識・技術を持った看護職のチームの“ちから”が必要となっております。2年続けてのWEB開催(今年は、ライブ・オンデマンド方式)にはなりますが、昨年の学びを活かしながら、四国地区会長である今井恵美子大会長を中心に四国地区役員各位にご尽力いただいております。皆様とは会場で直接、お顔を拝見しながらお話しできない分、全国どこからでも繋がる強みはあります。そして今年は、プログラム終了後、自由にお話しできる「トークルーム」を設けました。年次大会の場が、周術期看護について語る機会となり、学会活動を少しでも多くの方に知っていただきながら、忌憚のないご意見をいただく場になればと考えております。そして、今後も皆様のご意見を反映できるよう、役員一同取り組んでまいります。
 最後になりますが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と、皆様のご活躍と益々のご健勝を願っております。

 2021年9月




■今までの理事長通信
*就任のご挨拶(2021年4月号)

学会のマークについて

 
 

本学会のマークは、1987年に会報を創刊するにあたり、梶野文樹氏に依頼しデザインされたものです。マークの目的は、手術は直接生命に関わるものとして中心に心臓がおかれ、そこに全国の同じ目的を持っている人連が集ってくるという意味をこめて、十字の道がつけられました。一人でも多くの皆様にこのデザインの意味を理解し、また永く愛されることを期待します。

     
 


日本手術看護学会事務局
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