学会案内
就任のご挨拶

理事長  ミルズしげ子


 2021年4月、新たな気持ちと緊張の中、新年度をスタートされたことと存じます。
 今年度から、日本手術看護学会の理事長を務めることになりましたミルズと申します。石橋まゆみ前理事長の手術看護への熱い思いをしっかりと引き継ぎ邁進してまいります。どうぞ、皆様の力添えをよろしくお願い申し上げます。
 新型コロナウイルス感染患者の急増により医療環境は逼迫し、病院運営も厳しい状況に陥っております。各医療現場では一層の危険な状態にさらされながら、ご活躍されている皆様に深く敬意を表したいと思います。
 昨年度は、新型コロナウイルス感染症(COVD-19)により、年次大会を始め、様々な学会活動が制限され、大変困難な1年でした。その様な中でも、新たな方法にチャレンジし、皆様と繋がりを持つことができたのは、皆様の手術看護、周術期看護への熱意の現れであったと思います。ワクチン接種が始まっておりますが、手術室をはじめ看護・看護教育の現場の皆様においては、感染リスクにさらされながらも様々な対応に奔走され、ご活躍されていることに深く敬意を表したいと思います。
 日本手術看護学会は、1979年5月手術室看護研究会として24名の勉強会から始まり、1987年10月4日に全国組織として第1回日本手術看護学会を開催して、2021年には35回を迎えることとなります。日本手術看護学会は、周術期看護を「患者、家族が手術を決定したときから、手術室へ入室し、手術の準備から術中、手術を終えて、手術室を退室し、手術侵襲から回復するまでのプロセスに関わる看護とする。」と定義付け、手術室看護師の役割も拡大しております。これらは、諸先輩方々の努力により、手術室から周術期へと取り組んでいった成果と言えます。
 現在、周術期領域では、特定行為研修のパッケージング化も進められ、研修修了看護師や、高度麻酔看護師としたNPなど、多様な資格および役割を持つ看護職が周術期領域で活躍する時代になると考えられます。それらの多様な役割を持つ看護職が、患者により安全で、安心・安楽な手術看護を効果的に提供できるチームのあり方を本学会としても検討を進める必要があると考えております。
 日本手術看護学会の使命は、「手術看護に携わる看護師の質の向上と役割拡大を図り、人々の健康とQOLの向上に寄与する」そして「手術医療、看護を取り巻く社会情勢の理解を深め、手術看護専門領域を担う看護師の人材育成を推進する」であります。手術看護の質を担保するためにも、教育活動は重要な学会としての責務と認識し、今後もセミナーなど実施していきます。さらに、手術室で働く看護職の取り巻く環境整備も質の担保には重要な要因となりますので、様々な改善活動にも取り組んでいく所存です。
 今後も、皆様のご意見を反映できるよう、役員共々取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と、皆様のご活躍と益々のご健勝を願っております。
 2021年4月





学会のマークについて

 
 

本学会のマークは、1987年に会報を創刊するにあたり、梶野文樹氏に依頼しデザインされたものです。マークの目的は、手術は直接生命に関わるものとして中心に心臓がおかれ、そこに全国の同じ目的を持っている人連が集ってくるという意味をこめて、十字の道がつけられました。一人でも多くの皆様にこのデザインの意味を理解し、また永く愛されることを期待します。

     
 


日本手術看護学会事務局
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