理事長通信(春号)
理事長 ミルズしげ子
4月、新年度を迎え、入職、異動などで新たな生活を迎えている方も多いことと思います。
新しく手術室での勤務を開始された方、ようこそ手術室へ!
これから一緒に周術期看護を、手術室から考えて行きましょう。また、新しいメンバーを受け入れられた手術室の皆様にとって、新人教育などお忙しい毎日ではないかと思います。このような時に、日本手術看護学会が配信しているJONA Webセミナーなどを活用されることを願っております。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、一向に収束の気配が見えません。また、感染拡大のみならず世界情勢も目まぐるしく変化しており、その厳しい情勢の中で、周術期看護を担っている皆様は,安全で安心な看護の提供に日々努力されていることと思います。感染防止に努めながら、様々な厳しい医療現場の最前線で職務に励んでいる皆様には、心より敬意を表し、ご自身の健康に留意されながらご活躍されることを願っております。
日本手術看護学会も新年度を迎え、「2022年度取り組み重点項目」を策定し、新たなメンバーと共に、さらに手術室を取り巻く周術期看護についての考えを深めていきたいと活動を開始しております。
まずは昨年度の総会で決定した、「手術看護の日」の制定記念キャンペーンを展開し、広く活動を進めていく予定です。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
「手術看護の日」の制定の意義は、1987年10月3日全国組織として第1回日本手術室看護学会を開催したことを記念し、より多くの方に周術期看護をアピールすることにあります。そこで、本学会は10月3日の「手術看護の日」に向けた記念イベントとして、5月から「手術看護に関するエッセイ」を一般の方と看護職の皆様より募集することにいたしました。
また、手術室で仕事をする看護師の活動や役割をより多くの方に知っていただくために、学会公式キャラクターを制作し、親しみあるネーミングの募集も開始いたしますので奮ってご応募くださいますようお願いいたします。
今年度の第36回年次大会は、名古屋国際会議場においてハイブリット形式での開催を予定しています。テーマは、「周術期看護の大切なもの-患者中心の周術期看護を目指したチーム連携―」です。周術期医療を取り巻くチーム連携の中で、どのように看護の力を活かすべきか、皆様と共に考える有意義な年次大会になることを望んでいます。
本年度も、日本手術看護学会へのご指導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2022年4月