理事長通信(秋号)
理事長 ミルズしげ子
秋冷が爽やかに感じられる好季節、ますますご活躍のことと存じます。
昨年の総会にて制定いたしました「手術看護の日(10月3日)」を初めて迎えることができました。今回は皆様に「手術看護の日」の活動内容をご紹介したいと思います。
一つ目は皆様からのエッセイの募集です。これは一般の部と看護師の部に分けて募集をしました。一般の部のテーマは「私が手術室で出逢った看護師さん」、看護師の部のテーマは、「最も胸アツ!!Nursingエピソード」です。多くの力作をご応募いただきました。いずれも手術室での看護の様子が伝わる内容であり、皆様の看護への熱意を感じました。
二つ目は、今年度HP上で活躍しているキャラクター達のネーミングの募集です。こちらにも多くの皆様から応募いただきました。中には、手術室の職場全体で話し合いながら応募された方もおられました。キャラクター名を考える中で少しでも皆様のコミュニケーションの場になったのであれば大変うれしく存じます。キャラクター名は、「希望(のぞみ)ちゃんと心(こころ)くん」に決まりました。命名の理由として、患者さんは希望を胸に手術にのぞみ、そして私達は、患者さんに安心した看護を、心を込めて提供する必要があるとしております。ネーミングの趣旨にも手術室看護師の熱意を感じました。二人のキャラクター達には、周術期看護のために大いに活躍して欲しいと願っております。
三つ目は、「10月3日:手術看護の日」の動画配信です。こちらの動画は、手術看護のこと、さらに日本手術看護学会のことを知っていただきたいとの願いを込めて作成しております。今後も周術期看護の質の向上に貢献できるよう努力したいと思います。
第36回年次大会は、11月4日、5日に名古屋国際会議場においてハイブリット形式での開催を予定しています。テーマは、「周術期看護の大切なもの-患者中心の周術期看護を目指したチーム連携―」です。可能な限り現地でお会いし、皆様と多くの周術期看護について語り、考える機会にしたいと願っております。
新型コロナウイルス感染症による感染拡大のみならず世界情勢の変化も、私たちの生活へ大きな影響を与えております。様々な厳しい医療現場の最前線で活躍されている皆様には、心より敬意を表し、今後もご自身の健康に留意されながらご活躍されることを願っております。
2022年10月