理事長通信

2023年新年のご挨拶

理事長  ミルズしげ子


 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中は日本手術看護学会の活動にご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2023年、皆様はどのような新年をお迎えでしょうか。なかには、緊急手術等に対応しながら、新年を迎えた方もいらっしゃると思います。緊張と多忙を極める周術期医療の現場に携わる皆様には心より敬意を表したいと思います。新型コロナウイルス感染症による現場への影響は、まだまだ継続しそうですが、健康に留意しながら周術期看護の発展のために貢献されることを願っております。
 日本手術看護学会は,2022年度の本学会活動の重点項目をいくつか取り上げ、今日まで取り組んでまいりました。その中でも、10月3日の「手術看護の日」に向けて、広報委員会を中心に様々な活動を行ってまいりました。その一部を名古屋国際会議場で開催された第36回年次大会にてご報告させていただきました。特に皆様から募集したエッセイは、一般の方の部、看護師の部とも全て感動を呼ぶものでした。皆様の手術室看護師への熱い思いを感じることができました。
 そして、第36回年次大会は、約3年ぶりにハイブリット方式にて開催し、現地で皆様にお会いし、周術期看護について語ることができました。実際に現地で直接意見を交わすことは、大変有意義な時間であることを改めて認識させられました。ご参加いただきました皆様には深く感謝申し上げます。
 また、本学会から皆様には様々な調査へのご協力をお願いしております。お忙しいなかご協力いただき感謝申し上げます。2022年度の活動期間もあとわずかとなりました。2023年度に向けて、今年度の活動のまとめを行いながら、さらなる周術期看護の専門性の追求と発展のために寄与していきたいと思っております。
 世界に目を向けるとまだまだ厳しい社会情勢が続きそうです。しかしながら、私たち周術期看護に関わる看護師は、手術を受ける患者さん、家族にとってより安全、安心さらに安楽な手術が提供されるよう、日々努力していく必要があります。
 今後とも皆様のご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 2023年1月