大会長挨拶

ご挨拶

第35回日本手術看護学会年次大会
大会長 今井恵美子


 会員の皆様に於かれましては、昨年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる感染症対策に大変なご苦労をされていることと存じます。そのような中、日本手術看護学会への運営にご協力いただき心より感謝申し上げます。
 さて昨年の第34回年次大会はWeb開催となりましたが、本年の第35回年次大会は四国地区が担当となり神戸国際展示場にて開催する予定です。
 本大会のテーマは、「周術期における手術室看護師の“ちから”―患者を護りささえるために―」と題しました。超高齢社会を迎えた現代において、周術期に手術室看護師が関わる患者さんの背景はより複雑化してきました。また、手術室看護師の役割も術前外来や術後疼痛管理等拡大しています。一方で、診療報酬改定、医療職の労務環境改善のためにタスクシフト等から業務内容が変化しつつあります。手術チームは、これまで働いてきた他職種に加え、手術看護認定看護師、実践指導看護師、周術期管理チーム看護師、術中麻酔管理領域の特定行為研修修了者、周麻酔期看護師が配置されるようになり、さらに今後は、高度実践看護師の配置も増加すると予想されます。麻酔科医師との役割分担・連携や業務の明確化や資格を持った他の手術室看護師とどのように協働していくかが課題となってきます。このような変化の時代にこそ、看護師が看護本来の役割を果たすべき時に来ていると考え、質の高い周術期看護を提供するための他職種との協働やマネジメント、手術看護の専門性、代弁者としてのあり方を原点に立ち返り再考し、チームの要としてどのように存在・活躍していくかを考える場としたいと考え、プログラムを計画しております。
 昨年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の状況につきましては、現段階では収束の目途は立っておりませんが、昨年からの感染予防対策などの知見や各学会などからの情報を有効的に活用し、参加者の皆様が安心して参加できるように準備を進めております。
 より多くの皆様のご参加を四国地区役員一同心よりお待ち申し上げます。
2021年2月