大会長挨拶

ご挨拶

第39回日本手術看護学会年次大会
大会長 三浦 順子


 第39回日本手術看護学会年次大会は、第38回年次大会開催地区の北海道地区よりバトンを受け取り、東北地区が担当させていただくこととなりました。開催日程は2025年9月20日(土)・21日(日)で、会場は仙台国際センター・東北大学百周年記念会館を予定しております。第39回年次大会も第38回年次大会同様、会場で皆様方と共に語り合えるよう、ハイブリッド形式で開催の準備を進めております。開催の詳細につきましては、随時HPにてお知らせいたしますので、ご確認くださいますようお願いいたします。

 さて、第39回年次大会のテーマは、「周術期看護の本質と発展 -あるべき姿を見つめ患者に寄り添う看護-」といたしました。
 超高齢化社会のなかで、周術期医療においてもハイリスク患者や、様々な背景を持つ患者を対象に、高難度手術や低侵襲手術が増えていきます。そして、周術期看護では、患者およびその家族が手術を選択したときから、外来・術前・術中・術後の流れにタイムリーに関わるのは手術室看護師であり、患者にとって心身ともに重要なケアの担い手となっています。手術室看護師は、常に患者の代弁者となり、安全・安心な手術看護を実践することが求められています。そこで、今回は、周術期看護の本質とは何かを原点に立ち返って見つめなおし、患者中心の看護を実践するために必要なことは何か、周術期看護のあるべき姿を考えていく年次大会にしていきたいと考え、プログラムを計画しております。

 年次大会は、周術期看護に携わる看護師の方々にとって、学術的研鑽や新しい知識と技術の習得、情報交換の場となる重要な機会です。皆様にとって有意義で実りある年次大会となりますよう東北地区役員一同、総力を挙げて取り組んでいきますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2024年10月