手術に関するQ&A
患者さんやご家族の方が感じる手術に関してのご質問をQ&A形式でまとめました。
手術前後の患者さんやご家族の皆様が、ご自身の姿をイメージできることが、治療においては最も重要です。
ここに掲載された内容は、一般的な内容となっております。
詳細は、治療を受けるご施設でご確認ください。
本学会では、掲載内容・健康相談・治療などに関するお問い合わせについては、対応いたしかねます。
また、病院等の紹介は行っておりませんので、ご了承ください。
手術前
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手術の何日前から入院となるのでしょうか。 |
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受けられる手術や検査などによって異なりますが、一般的には2日前〜前日入院の施設が多くなっています。 |
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セカンドオピニオンはできるのでしょうか。 |
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診療に対してご納得のいくまで、セカンドオピニオンは受けていただけます。ご自身の担当医にご相談ください。 |
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手術前に歯科受診するように言われました。なぜ歯の治療が必要なのでしょうか。 |
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全身麻酔の前に口腔内が健康な状態でないと、肺炎などの合併症を発症しやすくなる状態であるためです。またグラグラしている歯があると、手術中に抜ける可能性があるため歯科受診を推奨します。 |
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手術前にCOVID-19の予防接種はしてもよいのでしょうか。 |
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手術前に風邪をひいた場合、手術は受けられるのでしょうか。 |
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全身麻酔で行うため、風邪の症状があると全身状態の回復の遅れや、肺炎などを起こす可能性が高くなります。また、症状によっては手術の延期が必要な場合があります。 |
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手術前はどのような検査をしますか。 |
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病気の種類によって行う検査は様々です。一般的には血液検査・心電図検査・レントゲン検査があります。麻酔の種類によっては呼吸機能検査を行うこともあります。また、手術前に麻酔科の診察を受けていただく場合もあります。 |
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手術前不安で眠れない時は何か対応していただけますか。 |
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ご希望があれば内服薬などで対応します。遠慮なく、担当医や看護師にご相談ください。 |
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手術までに食事や水分の制限はありますか。 |
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手術方法や麻酔方法によって制限の期間は異なりますので、必ず事前に説明があります。 |
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海外の方は、手術を受けることができますか。 |
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海外の方も手術を受けることが出来ますが、医療滞在ビザの取得が必要となります。 |
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地方在住ですが、都会での手術や受診を行うにはどうしたら良いでしょうか。 |
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受診希望の病院の先生への紹介状が必要となるため、まずは地域のかかりつけ医にご相談ください。 |
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麻酔を受けることによる合併症はありますか。 |
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ワクチン接種後は、どのくらいの期間を空ける必要がありますか。 |
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手術中
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全身麻酔と言われましたが、局所麻酔と何が違うのでしょうか。 |
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全身麻酔は、意識をなくして眠らせる麻酔方法で、局所麻酔は、意識を保ったまま手術をする部位のみに麻酔を行います。 |
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全身麻酔と硬膜外麻酔を両方行うと言われましたが、何が違うのでしょうか。 |
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硬膜外麻酔は、全身麻酔が切れた後の術後の痛みを取るためにも使用されます。背中に針を指し、細い管を入れ、、局所麻酔薬を持続的に投与して手術部位の痛みを軽くする麻酔方法です。 |
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腰椎麻酔を行うと言われましたが、どのような麻酔なのでしょうか。 |
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背中に針を指し、局所麻酔薬を注入し、下半身の麻酔を行います。 主に下腹部や下肢の手術に対して行われる麻酔方法です。麻酔によって数時間、感覚がなくなったり自力で足などを動かすことができなくなります。 |
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手術中、痛くなることはあるのでしょうか。また、痛くなった場合はどうすればよいですか。 |
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全身麻酔中は、必要な薬剤を使用し管理しますので、痛みを感じることはありません。 |
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手術中、物音が聞こえることはあるのでしょうか。 |
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全身麻酔中は、必要な薬剤を使用し管理しますので、物音が聞こえることはありませんが、麻酔が浅くなると麻酔から覚める、つまり目覚めに近い状態となるため、まれに物音や声が聞こえることはあります。 |
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ウィッグを外したくありません。外さなくてもよいでしょうか。 |
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ウィッグの留め具や材質によって、頭皮の損傷や電気機器による通電の可能性から熱傷を起こす危険性があります。基本的に皮膚を損傷する危険性のある材質の物が使用されていないことが確認出来れば問題はありませんが、術中の予期せぬウィッグの損傷が無いとは限らないため、できれば外すことが望ましいでしょう。 |
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ジェルネイル、マネキュアをしていますが、手術に影響があるでしょうか。 |
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手術中は、体内の酸素の量を測定するために、爪にセンサーをつけますが、爪に色や装飾があると正確に測定できません。入院前に必ず、除去してください。 |
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タトゥーがありますが、手術に影響があるでしょうか。 |
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ほとんど影響はありませんが、タトゥーは、着色顔料やインクに金属を含む場合があるため、手術に使用する電気機器による通電の可能性から熱傷を起こす危険性があります。必ず医師または看護師にご相談ください。 |
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卵アレルギーがありますが、手術に影響があるでしょうか。 |
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卵や大豆油を原料として使用している薬剤があり、これらの薬剤は卵アレルギーのある患者さんには使用していません。他のアレルギーのある方も、担当医師や看護師に必ずご相談ください。 |
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手術後
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麻酔から覚めないことはありますか?術後はいつ目が覚めるのでしょうか。 |
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基本的には手術室で麻酔は覚ましますが、十分に覚めるまでしばらく時間がかかることがあるため、病室に戻ってからも眠っていることはあります。 |
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痛みはどの程度なのでしょうか。 |
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手術や麻酔の種類によっては、麻酔から覚めた直後から痛みを感じることがあります。痛み止めはあらかじめ準備されていますので、痛みを我慢せず遠慮なく医師や看護師にお伝えください。 |
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いつから歩けるようになるのでしょうか。 |
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基本的には、手術の翌日から歩けます。傷の痛みがあるかもしれませんが、出来る限り歩くことを心がけてください。 |
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いつからご飯は食べれるのでしょうか。 |
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手術の種類や術後の経過によって、食事の開始時期は異なります。担当医や看護師から説明があります。 |
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手術を受ける料金は、どのくらいになるのでしょうか。 |
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行われる手術の術式や、部位、範囲、経済的状況などにより、費用は様々です。利用できる支援制度も異なりますので、施設の担当者に相談してください。 |
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手術後、自宅で入院前の生活を送れるか不安です。利用できる支援制度はありますか。 |
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医療費控除・高額療養費制度・傷病手当・介護保険制度・がん患者向け公的サポートなど、様々な支援制度があります。是非病院でご相談ください。 |
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家事や仕事はいつからできますか。 |
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手術後いつ仕事に復帰できるようになるかは、患者さんの年齢や体力、仕事の内容、病状や受けた治療の内容によって異なります。医師に相談していただくほうが良いでしょう。 |
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手術後、いつからシャワーやお風呂には入れますか。 |
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手術後の状態により、個人差はありますが、手術後の経過が良く、血液検査やレントゲンの結果に問題がなく発熱がなければ入浴の許可がでます。 |
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これから手術を受けますが、手術を受けた患者さんが集まるコミュニティなどありますでしょうか。 |
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病気により様々なコミュニティがあります。例えば、NPO法人の活動では「全国の乳がん患者会」などがあります。 |
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患者さんやご家族が感じる手術に関してのご質問をQ&A形式でまとめました。
手術前後の患者さんやご家族の皆様が、ご自身の姿をイメージできることが、治療においては最も重要です。
ここに掲載された内容は、一般的な内容となっております。詳細は、治療を受けるご施設でご確認ください。