理事長通信 春号
理事長 ミルズしげ子
桜もいつの間にか新緑となり、さわやかな5月の空になりました。
2026年度、新しい職員を手術室にお迎えし、皆様は新鮮な気持ちとともに、世界情勢の様々な影響などにより、臨床の現場では落ち着かない日々を送られているのではないでしょうか。
本学会も2026年度の活動を始動しました。本年も、手術を受ける患者様、ご家族の皆様にとって、安全・安心な手術医療の提供を支援し、周術期看護の力を発揮できるよう会員の皆様とともに歩んでいく所存です。
この4月には、診療報酬の改定もありました。今回の改定では、診療材料費など、物価への対応や持続可能な医療従事者の働き方を含めて検討されています。
しかしながら、手術室看護師の皆様にとって、大きな恩恵にはなっていないのが現状です。本学会の役割として、手術室を中心に勤務されている看護職の皆様にとって働きやすい環境の構築は重要であり、様々に取り組んでいかなければならないと思っております。
昨年度、今後の本学会のあり方について、各地区学会から意見を提案していただきました。これらの意見をさらに検討し、広く周術期看護に関わる皆様のために役に立つ学会となるよう今後の学会運営や広報のあり方、教育研修の内容等さらに検討をしていく予定です。会員の皆様から忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。
さて、この4月11〜14日、アメリカのニューオリンズにて開催された、AORN(アメリカ周術期看護学会)の会議に久々に参加してきました。約44.000名のメンバーが所属する学会であり、会場は活気に溢れていました。また、大規模な企業展示会も付設して開催され、展示ブース内でもミニレクチャーが行われて、情報の共有がなされていました。AORNでは、各企業も重要な手術室のパートナーとして、相互に情報共有されているのが印象的でした。本学会はAORNからも多くのことを学び、実践に活かしてきています。今後も、継続的に情報を共有しながら、より良い周術期看護に活かしていきたいと思います。
この4月、長野、東北、北海道地区で震度5強の地震が発生しています。新年度になり、多くの皆様が慣れない環境の中での業務と思いますが、ぜひこの機会に、改めて日頃の災害に対する対応を再確認していただきたいと思います。それとともに、本学会の「JONA災害情報システム」に関しても、多くの方に関心をもっていただければと願っております。
今年度の年次大会は、第40回の記念大会となります。開催日は、2026年11月21日(土)・22日(日)、大阪国際会議場を予定しております。テーマは「周術期看護の継承とシンカ-つなぐ技とこころで患者に寄り添う-」です。「シンカ」には、「進化」「深化」「真価」「新価」の4つの意味が込められています。「シンカ」に意味を会場で皆様とともに考えたいと思います。様々な魅力に富んだ企画を検討しておりますので、多くの方にご参加いただきたいと願っております。
また、ASIORNAの会議が、10月23~25日の会期で、タイのバンコクにて開催される予定です。詳細については、本ホームページに掲載しておりますので、ご確認のうえ、ぜひご参加ください。
今年度も様々な課題に活発に活動していきますので、本学会へのご指導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2026年5月
今までの理事長通信



