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理事長通信 春号



理事長 ミルズしげ子


 ようやく桜の花が咲き誇る季節となり、2025年度を新たな気持ちでお迎えのことと存じます。そして、新しい職員を手術室に迎え、皆様は新鮮な気持ちと共に、慌ただしい日々をお過ごしのことと拝察いたします。
 日本手術看護学会も2025年度の活動を始動いたしました。本年度も、手術を受ける患者様、ご家族の皆様にとって、安全・安心な手術医療の提供を支援し、周術期看護の力を発揮できるよう皆様とともに歩んでいく所存でございます。
 また、昨今の働き方改革が推進される中、本学会の役割として、手術室を中心に勤務されている看護職の皆様にとって働きやすい環境の構築は重要であり、様々に取り組んでいかなければならないと思っております。多くの皆様から忌憚のないご意見を寄せて頂ければ幸いです。
 3月28日にミャンマーを中心とした大きな地震が発生しました。毎回このご挨拶では、地震等の災害に関することをお伝えしているように思います。いつどこで発生するか分からないのが災害です。新年度を迎え、多くの皆様が慣れない中での業務と思いますが、ぜひこの機会に、改めて日頃の災害対応も再確認していただきたいと思います。同時に、日本手術看護学会のJONA災害情報システムに関しても、多くの皆様に関心をもっていただければと願っております。
 本学会では、毎年取り組み重点項目を挙げ、様々な委員会活動を行っております。主な取り組み内容は、ホームページや年次大会などでも発表しておりますが、学会としては年次大会の開催が最も大きな取り組みとなります。第39回日本手術看護学会年次大会は2025年9月20日、21日と仙台国際センター・東北大学百周年記念会館での開催を予定しております。テーマは、「周術期看護の本質と発展 -あるべき姿を見つめ患者に寄り添う看護-」です。日頃の周術期看護を見詰め直し、明日へとさらに発展できればと願っております。開催の詳細につきましては、随時HPにてお知らせいたしますので、ご確認くださいますようお願いいたします。
 
 もう一つお伝えしなければならないことがあります。本学会にも多くの皆様からご意見等が寄せられましたことについてですが、ここでご説明いたします。
 2025年2月28日に光文社より発行された「CLASSY.」4月号に、オペ看護師に関する不適切な表現の記載があり、学会員および非会員の皆様から不快であり、学会としても何らかの対応をしてほしいとご意見が寄せられました。そこで、本学会内で検討した結果、光文社宛に、今回の企画内容は大変遺憾であること、手術室看護職にとって不愉快であることを伝え、なぜこのような企画に至ったのかの説明を求めました。それに対する回答の一部を皆様にお伝えいたします。
 まず光文社からは、企画に関する描写・表現は、誠に不適切で配慮に欠け、特定の職業に関する誤解・偏見を招くものであり、本学会ならび医療従事者の皆様に不快な思いをさせてしまったことに深い反省とお詫びの言葉がありました。さらに、今回の企画は、取材中のエピソードをもとにプランが作成されましたが、倫理観の配慮に欠けていたことなど説明されています。
 実際に発刊されてしまった内容に関しては、取り返しがつくものではありません。しかしながら、私たちが行うべきことは、患者様、ご家族の皆様に安全で安心な周術期看護を提供することです。私たちが行っている看護を多くの方々にご理解いただくことも、本学会としての重要な役割とも言えます。

 本年も、日本手術看護学会へのご指導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


 2025年4月



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日本手術看護学会事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷3-19-7
本郷三宝ビル4階
TEL:03-3813-0485 FAX:03-3813-0539
E-mail:kaiin-1@jona.gr.jp


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