2025年度学会認定制度委員会実践指導看護師フォローアップ研修
「そのヒヤリ💦指導のタネです~教材化を高める実践指導看護師の視点~」のご案内
| 1.研修目的 |
本研修会は、手術看護実践指導看護師やクリニカルラダーレベルⅢ以上の学会員を対象に、医療現場で生じる日常的なヒヤリハットや、インシデント・アクシデントを教育資源として活用する視点を養い、現場の職場風土を改善しながら、ケアの質と安全文化の向上を図る手法を学ぶ。特に、手術看護実践指導看護師が「指導者」としての教育力を高めることに焦点を当て、以下を研修の柱とする:
| ① |
医療安全と職場風土の関係性を理解する視点を学ぶ
学術的知見と現場の事例を通じて、職場風土が医療安全に与える影響を多角的に学ぶ
チーム文化、心理的安全性、責任共有など、風土改革に必要な視点を学ぶ |
| ② |
インシデント・アクシデントを教材として活用する手法を学ぶ
日常の事象を「指導・学習の機会」として構造化し、教育教材に変換する手法を学ぶ
事象の共有や対話を通じ、組織的な学びを促す風土を醸成する技術を学ぶ |
| ③ |
教育的介入力とリーダーシップの向上の気づきを得る
教材化した事例を用いた指導やフィードバックの実践方法を検討する
教育を通じて、組織全体のケアの質と安全文化の成熟に貢献できる指導者としてのリーダーシップへの気づきを得る |
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| 2.研修目標 |
| 1. |
医療安全と職場風土の関連性を、理論と事例をもとに説明できる:「心理的安全性」「組織文化」「学習する職場」などの概念を理解し、自職場との関連性を言語化できる |
| 2. |
日常のヒヤリハットやインシデントを、教育的教材として再構成できる:事象の背景要因を分析し、指導に活用可能な学習ポイント・教材化の形式に落とし込むことができる |
| 3. |
教材化した事例を活用し、後輩指導や教育的フィードバックの計画を立てられる:指導対象者の理解レベルや場面に応じて、適切な問いかけ・振り返り支援の方法を設計できる |
| 4. |
教材化と教育実践を通じて、職場風土の改善につながる具体的アクションを構想できる:自職場の課題(沈黙・責任回避・分断など)に気づき、小さな実践(対話・共有・振り返りの場づくり)を提案できる |
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| 3.対 象 |
| 1. |
日本手術看護学会の2025年度学会員であること |
| 2. |
日本手術看護学会編「クリニカルラダー2020年改訂版」において、レベルⅢ以上の方 |
| 3. |
教育や指導に関心が高い人、職場風土にモヤモヤしてる人、医療安全を単なるミス防止ではなくケアの質・チームの成熟として捉えたい人 |
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| 4.講 師 |
自治医科大学附属さいたま医療センター
医療安全渉外対策部 副部長 亀森 康子先生
国際親善総合病院
医療安全管理室 副室長 澁谷 勲先生 |
5.開催日時・
方法 |
| 1. |
開催日時: |
2026年2月28日(土) 10:00~16:00(昼休憩1時間含む) |
| 2. |
開催形態: |
現地参加(講義・演習) |
| 3. |
開催場所: |
昭和医科大学 認定看護師教育センター
東京都品川区旗の台1-8-12 |
| 4. |
募集人数: |
40名(最小催行人数10名) |
| 5. |
申込期間: |
2025年12月 1日(月)12:00~ 実践指導看護師
2025年12月15日(月)12:00~ 会員(2025年度正会員)
2026年 1月26日(月)12:00締切(定員になり次第受付終了) |
| 6. |
手術看護実践指導看護師認定のためのポイント:10点 |
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| 6.プログラム |
| 10:00~10:10 |
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開会・オリエンテーション |
| 10:10~11:10 |
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講義60分
「医療安全と職場風土~安全文化と心理的安全性~」
自治医科大学附属さいたま医療センター 亀森 康子先生 |
| 11:10~11:50 |
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講義40分
教材化の視点解説「ヒヤリハット・インシデントを“教育資源″に変える:教材化の視点と構成」
国際親善病院 澁谷 勲先生 |
| 11:50~12:10 |
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ワークシートを用いたミニ・リフレクション |
| 12:10~13:00 |
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昼休憩 |
| 13:00~14:20 |
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演習①:教材化ワークインシデント
事例の構造化と教育資源化 |
| 14:20~15:50 |
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演習②:指導への応用フィードバック・問いかけの実践設計 |
| 15:50~16:00 |
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クロージング・研修終了後のご意見 |
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| 7.受講料 |
実践指導看護師:3,000円
会員:5,000円 (2025年度正会員)
| ※ |
クレジットカード決済のみ |
| |
決済完了後、理由の如何を問わずキャンセル・返金は一切できませんのでご注意ください。事前参加申込のみ。締切後の参加申込、当日受付はございません。 |
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8.受講申し込
みの方法 |
| 1. |
- 参加申込は、本ページ下部の、「参加申込」から専用ページを開き、フォーマットに従って手続きをしてください。お申込みから24時間以内に決済が完了しない場合無効となりもう一度最初からお手続きが必要となります。
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| 2. |
- 申し込み(受講料のお支払い)期限は〇月〇日(月)12:00までといたします。但し定員に達した時点で締切となります。
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| 3. |
申し込み締め切り後、学会よりメールにて受講決定のお知らせをお送りいたします。(締め切り後概ね1週間前後)
kaiin-1@jona.gr.jpとsystem-jona@kktcs.co.jpの2つのメールアドレスの受信設定を必ず行ってください。学会からのメールが受信拒否や迷惑メールホルダーに入ってしまい、お届けできないことがあります。 |
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9.受講に
あたっての
注意事項 |
| 1. |
- 学会では宿泊・交通の手配はいたしません。会場には駐車場はありません。
公共の交通機関のご利用をお願いいたします。
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| 2. |
昼食は各自ご持参ください。 |
| 3. |
研修終了後のご意見の提出をもって受講証明書の発行を行います。
(途中参加・途中退室の場合受講証明書の発行はいたしかねます) |
| 4. |
日本手術看護学会ならびに各地区学会研修会・セミナー開催に関する免責事項を必ずご確認ください。
https://www.jona.gr.jp/medical/m_02_00.html |
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10.お問い合
わせ先 |
日本手術看護学会事務局
E-mail:kaiin-1@jona.gr.jp |
参加申込
日本手術看護学会教育統括委員会